祝・スぺバ10巻 など

◆◆拍手へのお礼
*5/6『告白に至るまでのモノローグ』に拍手とメッセージをくださった方へ
ドラマチックでしたか…めちゃくちゃ嬉しいです。私のいつもの展開なら新開さんの家で告白しあって終わりでした。が、この話は敢えて別れ際ギリギリのタイミングまで焦らしてみました。好きな人の話をしている最中に「あれ、それってオレのことかな?」と思わせないよう、どうやって2人をすれ違わせるか…それを考えていた時が一番楽しかったかもしれませんw 私が楽しんだように読む方も楽しんでいただけたようで良かったです。連休中にわざわざ訪問してくださったこと、メッセージまで送ってくださったこと、本当にありがとうございました。
 
 
◇◇ここから日記
・スペアバイク10巻! 田所さんが表紙かと思いきやまさかの東堂さん。しかも10.1は巻ちゃんですか~。

(アニメイトの特典まで巻ちゃん!)
月チャンでは待ちに待ったレースが始まり、毎月ドキドキしています。OBファンとしては彼らのレースをいつまでも見ていたい。ほんとに楽しいです。
レースと言えばグランツールがいよいよ始まりましたね~。その前のパリ・ルーベとか、ワンデーレースも見てました。ロードレースの季節です。今年も楽しみ。
 
・GWが終わってしまいますね…連休はあっという間でした。そして連休中に記憶喪失話を書き終わるはずが計画通りにはいかないもので、まったく終わっておりません。
早く終わらせないと7月がきてしまう…。
 

新開さんの記憶喪失話はこんな感じの話です。(ふたりとも社会人設定)

 11月のとある日、陽が落ちて夜が始まる時間帯。室内に携帯電話の着信音が鳴り響いていた。
 最初の着信が朝の9時すぎで、2回目は正午を回ってから。さらに1時間後に3度目が鳴り、15時をすぎてからは30分間隔に変わって、17時に近づく今は5分と置かずに電話が鳴っている。
 荒北靖友。
 すべて同じ人物からの着信だった。
「……まいったな」
 新開隼人は電話にでるべきかどうかを迷っていた。
 荒北という人物はチームメイトの名簿には載っていなかったし、チーム外からの着信には慎重にと言われている。しかし、電話帳に登録されているということは何かしらの繋がりがあるわけで、これだけ何度もかけてくるのだからひょっとすると急用なのかもしれない。
 散々迷った末に意を決した新開は、恐るおそる携帯電話を掴んで通話ボタンをタップした。
『やーっと出た。おい、何やってたンだヨ!』
 無防備な鼓膜が予期せぬ怒号にビリビリ震える。
『てめェ、何回かけたと思ってんだ。メールはよこさねェし、こっちのメールには既読つかねェし。見てねーのか、敢えてシカトしてんのかどっちだ。どっちも許さねェが、シカトだったら尚更許さねェぞ』
「ええと……」
『そもそも、後でかけ直すって言ったのはそっちだろーが。オメーの“後で”は3日も空くのか? あ゛ァ? てめェ、もしかしてオレに言えねェ事でもしてんじゃねーだろーなァ。3日間も空けた理由を言え、理由を』
 電話の相手はよほど怒っているのだろう。口も挟めないほど一方的に捲し立ててくる。あまりの剣幕に圧倒されてしまったが、それでも今の新開にはどうすることもできない。
『おい。なんか言えヨ』
「あー……その、電話にでなかったのは謝ります。でていいのか迷ってしまって」
『は? 何言ってンだ? つーかなんだその敬語は』
「初めて話すので失礼がないようにと思ったんですが……どこか変でしたか?」
『……お前今家か? ひとりだよな? もしかして誰かいんの?』
「いや、誰も。ひとりです」
『ですって……だからなんなんだヨ、その喋り方はァ。さっきからずっと変だぞ。やっぱ誰かそこにいんだろ』
「違うんです、その……本当に申し訳ないんだけど、あなたが誰なのかわからないんだ」
 正直に現状を告げたというのに、返ってきたものは長いため息だった。おまけに益々怒らせてしまったらしく、強目の舌打ちも聞こえてきた。
『お前なァ、こんな時にふざける気か?』
 相手の声のトーンが低くなっている。3日間も連絡しなかった挙句に誰かわからないと言われたのだから、彼が怒るのも尤もかもしれない。しかしながら新開にも理由がある。
「いや、そうじゃなくて本当に誰かわからないんだ。今、記憶がなくて」
『あぁ? 記憶? ……は? おい、今なんて言った?』
「3日前? から記憶がないんです。事故った時に頭ぶつけて記憶を失くしたみたいで」
『…………はぁ?』
 充分に間を置いた後で聞こえてきた一言。驚いたような呆れたような声色の中に先ほどまでの攻撃性はもうなかった。

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